今回のインタビューはMさん33歳。
出産を機に、肌の調子が少し変わってきたといいます。
ホルモンバランスに何より生活の変化。
スキンケアをしている暇もないほど忙しい育児。
では、どのように肌を整えていったのでしょうか……?
○インタビューした相手 Mさん(33歳)
出産後に変化した肌の調子
Mさんは、出産後に肌の調子が変わってしまったとおうかがいしました。
何が原因だとご自身では考えておられますか?
育児に忙しくて、今までのスキンケアができなくなったからかなと。
また、食事も偏るようになってしまったんです。
甘いものばかり食べたり、時間を気にせずダラダラと食べたりと、ストレス解消がないせいで、食に走ってしまって。
出産前の肌はどうだったのですか?
肌トラブルはほとんどなくて、褒められることもあったんです。
それが、一気に変わってしまいました。
赤ちゃんのことで手いっぱいなのもあって、自分が褒められることもなく……
年齢もあるのかもしれませんが。
お母さん、がんばっていますよ!
ありがとうございます。
危機感もあったんです。
肌がどんどん衰えていくのを感じて、スキンケアを再開させました。
でも困ったことに、いままでのスキンケアでは肌が落ち着かなくなっていたんです。
どうしたものかと悩んでいた頃、『野菜のエキスで美肌」という情報をインターネットで知りました。
ちょうど夫が趣味で畑をしていて、いろんな野菜を作っていたので、さらに無農薬ですから、さっそくその野菜でスキンケアをしてみたのです。
嫌な予感がします^^;
自家栽培野菜でスキンケア?
最初に目をつけたのがきゅうりです。
きゅうりは日照りを抑制する効果があるのとビタミンCが豊富。
コラーゲンもあるので、美肌にいいのではないかと。
きゅうりパックというのは、東南アジアなどのエステでよくありますね。
スライスして、顔にのせました。
顔全体にびっちり敷き詰めて。
見た目は悪いです。
でもすごく気持ちよくて……
きゅうりを載せながら、いつもうたたねしちゃうぐらいなんです。
続きが気になります。
次に使ったのが人参です。
無農薬で甘くて美味しいので、夫の自慢の一品なんですよ。
すりおろしてエキスを取り、コットンに含ませて、丁寧に顔にぬっていきます。
意外と手がかかってますね。
少し独特の香りがしましたが、美肌のためと自分に言い聞かせ……
あまった人参も、きゅうりと同じようにパックにしました。
玉ねぎ、とまと、同じように、肌の変化を期待してぬりつけました。
野菜バーベキューみたいですね……
たまねぎはきついです。
でも、続けてると肌に炎症が起きてしまったんです。
最初は小じわも目立たなくなったように思えたのに、かゆみ、ひりひり感、痛みがひどくて、もう野菜パックはやめました。
そして、普通に食べるようにしたんです。
そうしたら、肌の調子がよくなりました。
ちょっと笑ってしまいますね。
夫の野菜を無駄にして、本当に申し訳なかったです。
夫は私が野菜をパックにしている間、何もいいませんでしたが、どこか悲しそうな顔をしていた気がします。
さらに、野菜パックを辞めた後に、「生臭かったよ」といわれ、ショックを受けました。
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私は気づかず、その生臭いままウロウロしていたのかと思うと、本当に恥ずかしいです。
ご主人のせいじゃないですからね。
野菜はパックにせず、ちゃんと口にしたら肌に効果がでます。
身を持って知りました。
今のスキンケアは?
クレドポーボーテを使って、洗顔、化粧水、乳液を使っています。
むしろ野菜を食べて肌の調子がよくなりました。
まとめ
笑い事ではなく、お野菜や調味料をパックにされる方は意外とおられます。
胃腸にいいものは肌にもいいという誤解からです。
私もきゅうりパックをエステでされたことがあり、良いものなのかなと思っていましたが、民間療法の延長かなと。
胃腸は胃液という強烈な酸があり、多少変なものでも溶かしてくれます。
しかし肌はむき出しですから、かぶれたりトラブルになったりするのは、ある意味、自然なことかもしれません。
アースケアからのアドバイス
産後に肌の調子が悪くなってしまったというMさん、
出産、本当にお疲れ様でした。
人間を一人この世に生み出すのですから、育んでこられた10ヶ月、出産、子育てとそれはもう大変なパワーが必要であったことと思います。
そこに、睡眠不足や初めての子育てなど、栄養がいくらあっても足りる気がしません!
糖質は、体の主要なエネルギー源です。
「甘いものばかり食べたり、時間を気にせずダラダラと食べたり……」というのも、子育てするエネルギーが足りなかったのではないでしょうか。
ご主人様の趣味のお野菜をこれからもたくさんいただいて、しっかり栄養を摂取してくださいね!
名もさんのおっしゃる通り、食べ物は食べ物として取り入れてこそ効果があります。
化粧品の成分にも「キューカンバーエキス」などがありますが、これは化粧品として肌に使えるように抽出・加工されているものです。
肌には消化機能はありませんので、食べるのと同じ効果を得るのはどうしても無理があります。
「甘いものばかり食べてしまう」「ダラダラ食べてしまう」という方は、エネルギーや栄養素が足りないかもしれません。
Mさんのように野菜を中心に、タンパク質なども摂取する食生活をぜひ取り入れてみましょう。
甘いものがなくても満足できるようになるかもしれません。