今回も、前回に引き続いて、ちょっと専門家アースケアさんからのスキンケアのアドバイスを中心にお届けしてみようと思います。
みなさんは肌の調子を整えたいと思ったとき、一番参考にするのは誰ですか? 美肌の人じゃないでしょうか。
職場や友人で、とてもきれいな肌をしていて、取り立ててなにかスキンケアをしているように見えない方。
いらっしゃいますよね。
でも、実はそういう方にアドバイスをもらっても、ご自身の肌とはマッチしない可能性があります。
では、誰に聞くべきなのでしょうか?
それは、体質が似ている方です。
同じような肌トラブルを経験し、いま好調な方。
その方が行ったスキンケアなら、ご自身にもあっている可能性がとても高くなりますよね。
今回のインタビューは、アドバイス迷子のHさんにおうかがいしました。
〇インタビューした相手:Hさん(41歳)
若い頃から肌の悩みが尽きない
若い頃から肌の悩みが尽きなかったというHさん。
思春期の頃はみなさんと同じように、アレに悩まされます。
そう、ニキビです。
Hさんは、色白美人の母親を持っていたといいます。
お母様から、「ニキビはつぶしちゃだめ!」といわれたにも関わらず、つぶすのを楽しんでしまいました。
クレーターだらけになっちゃいました。
と、これもとてもよくある、しかも悲しい失敗です。
20代の頃は、肌にハリがあったので気にならなかったものの、年齢とともに、そのクレーターが大きくなるような気がしていました。
30代になって、お財布にゆとりもでて、少しでも綺麗になりたいという思いも目覚めたHさん。
しかし、、、
美容に関する知識がないんです。
という事態に。
これは“あるある“のような気がします。
Hさんは現在、41歳で、私名もなきライターと同世代。
美容の知識の”仕入元”は、若い頃読んだ女性誌がほとんどでした。
ただ、女性誌は、たしかに正しいスキンケアを教えてくれていたと今では思います。
しかし、でてくるファッションも小物もバッグも靴も、とても高いものばかり。
全部買っておまけにスキンケアまでしてたら、若い女性のお給料ではとても足りません。
だから、どうしてもすぐに見て変化のわかる洋服やかばんに目が移って、スキンケアが後回しになるとか、オリジナルのスキンケアを編み出してしまって、余計に迷子になるとか。
そういう傾向が見られる気がしますし、実際、スキンケア迷子の方のお話を聞いていると、このストーリー(女性誌でファッションに目が行ってしまう問題)は、当たっているような気がします。
では、どうするか、という話なのですけれど…。
誰にスキンケアのアドバイスをもらうか問題
Hさんは、同じ職場で50代の、ノーファンデーションでツヤ肌もち肌の方のアドバイスを参考にしました。
どうなったんですか?
30万円以上する美顔器を買いました。
oh・・・!
これは、正直、アドバイスとしては、正しかったのかわかりません。
もしかしたら、その美顔器代金の一部が、同僚さんにバックされているかもしれないし…。
その商売に関する是非はさておき、Hさんは、居間でメイク前に、スチーマーとしてその美顔器を使っています。
美顔器の効果はどうですか?
モチモチにというか、しっとりにはなります。
蒸気を浴びるので。でも、そのせいでファンデーションがつきません。時間をおいて、落ち着かせてからじゃないとファンデがのらないので、お化粧ができません。
うーーーーん、使い方が違うのじゃ・・・?
あとは、エバメールのオールインワンゲルをたっぷり使っています。
10年使っていて、信頼できる相棒です。
さらに、ちょっと肌が乾燥しているときは、ユニリーバのワセリンを重ねています。
肌には結構悩みが多くて…でも、ワセリンならそんなに高くないので、助かっています。
まとめ
うーむ、悩みが多いと、そのぶんだけ誘いも多いということですね。
ここで、迷えるHさんをさらに迷わせるようなことをいうようで恐縮ですが、肌のトラブルになったときや、綺麗な肌になりたいな、スキンケアを覚えたいなと思ったとき、いちばん聞くべきは、自分と似たような肌トラブルを経験した方がいいですね。
その方がしていたスキンケアなら、ご自身の体質に合う可能性が高いです。
いきなりとてつもない美肌をもとめて理想を高くするよりも、まず、自分の肌弱点を補うところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
とても美肌でノーファンデの50代の方に話を聞いたということは、Hさんの中にも、ナチュラルに綺麗でいたいという願望があることの現れだと感じました。
それなら、クレーターになってしまった肌をなんとか克服した方にアドバイスを求めてみてはいかがでしょう。
もしも、「他人のそんな昔の肌トラブルなんて、わからないよ!」というなら、アースケアさんにぜひご相談ください。
話を聞いてもらえますよ。
アースケアからのアドバイス
クレーターになってしまったという潰したニキビ跡。
「真皮層」が壊れたことが影響し、肌表面に現れています。
真皮層は、角質層と違い、数年に1度しか再生されない細胞で構成されている部分です。
だからこそ、できてしまったクレーターは、化粧品で今すぐなくせるものではありません。
となると、今やるべきことは、肌をこれ以上傷つけないように知識をつけて、肌の取り扱い方を知ることです。
基本的な肌の取り扱い方は以下の3つです。
1)刺激を避ける
・乾燥を防ぎ、保湿を徹底する
・紫外線対策(日焼け止めや日傘、帽子の活用)をする
・物理的な刺激(ひっぱる、ひっかく、タオルでこする、摩擦を起こすなど)は避ける
・化学的な刺激(肌に合わない成分、アレルギーのある成分)は避ける
2)体の新陳代謝を促進する 30代から血流は滞りやすくなるため、冷えを防ぐように心がけてください。
運動も効果的ですし、運動が苦手なアースケアスタッフのおすすめは『腹巻き』です。
素材はシルクで、体の中心部を常に温めておくと、かなり温まります。 体をめぐる血流を促して、肌の再生を手助けしましょう。
3)肌の細胞をつくる栄養素を摂る 体を構成する細胞は、食べる栄養素から作られています。
ただし、栄養素は、壊れたり補修が必要な部位から優先して使われますので、普通の肌細胞は後回しです。
だから、意識的に多くのタンパク質(植物性・動物性の両方)を摂り、傷めた『真皮層』を構成するコラーゲン線維をつくるために『ビタミンC』などのビタミン類をぜひ摂取してくださいね。
化粧品以外のことでも、どんなケアをされていらっしゃるのか、日々の肌の取り扱い方などアドバイスができることがあるかもしれません。 相談できる場所がないようであれば、名もさんのおっしゃるようにぜひアースケアまでご相談くださいね。
お肌の相談はこちらで受け付けています。
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