子供がアトピーでつらかった子育てとスキンケア。手荒れで悩む日々。でも自分の中に変化があって…

楽しいスキンケア

今回は、世の女性のハンドクリーム事情をインタビューしました。

家事や育児で手がカサカサになったら、ハンドクリームでケアするのが王道です。
良い香りのクリームがたくさん発売されていて、選ぶのもたのしいですよね。

しかし、Bさんは「ハンドクリームをつけないのが、”母”としての私の愛情表現だったかも」といいます。それってどういうことなんでしょう?

○インタビュー相手 Bさん(51歳) お子さん 20歳

家事に育児に忙しかった頃、ハンドクリームは使わず…

現在50代のBさんは、子育てしていた頃を懐かしく思い起こすことがあるそうです。
お子さんがまだまだ小さい頃、Bさんはハンドクリームを使っていませんでした。
使わないことが「母の愛」だったと。どうしてかというと、今は改善しているのですが、小さい頃はお子さんのアトピー性皮膚炎(以下、アトピー)がひどかったからです。

アトピーはいまもなお原因不明のもので、Bさんが子育てしていた20年前は、もっともっと謎が多い症状でした。

アトピーやぜんそくは甘え。依存心が引き起こすもの、のような考えは、20年前にはすでになくなっていましたが、それでも、

食べるものが悪いのでは?
住んでるところの空気が良くないのでは?
ストレスかな?
母親の体質が良くなかったのかな?

と、いろいろ気に病んでいたそうです。

本当に大変だったアトピーの子育て

お子さんを慈しまれたBさんは、

インタビュー相手
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でも、ウジウジ悩んでいる暇がないぐらい、子育てって大変でした。

と語られました。

当時はご主人もまだ若く、仕事が忙しくて子育てはBさんがかかりっきり。
そしてはじめての子供ということもあって、アトピーをケアしながらの子育ては本当に苦労の連続だったと語られます。

なんせ、子供の顔や体をこまめにチェックするのも親の仕事。
かきむしっていないか…
腫れてないか…
血が出てないか…

敏感肌になりますので、子供を触るBさんのほうも、手をキレイにし続ける必要があったからです。

清潔な手を維持するためガサガサに

子供が生まれるまでは、わりとルーズだったというBさん。
お子さんが生まれてからは反対に潔癖体質になって、特にお子さんのアトピーがわかってからは、神経質に手を洗い、つねに清潔な手で触れるようにしたそうです。

インタビュー相手
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だからハンドケアをしている余裕すらなく…。

とBさんは振り返ります。

家事をするので、一日中、炊事・洗濯・洗い物・手洗いでハンドクリームを塗っても塗ってもすぐに流れてしまうので、ケアしている暇すらなかったと。

しかし、肌荒れは容赦なくBさんを襲います。
冬はいつもガサガサで、とても悲しかったとのことです。

周りのお母さんが羨ましかった

インタビュー相手
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当時は、赤ちゃんの肌にトラブルがない、つやつやの肌を持った赤ちゃんがいるママさんが本当に羨ましかったです。
さすがに、赤ちゃんよりハンドケアを優先する親はいませんが、それでも、トラブルがない肌だったら、こんな苦労はしなかったのになって。

といつも思っていたというBさん。

インタビュー相手
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だって、だって、つるつるの肌の赤ちゃんは、お風呂上がりにバスタオルでぱぱぱっと拭いて服を着せられるわけじゃないですか。

私は、入浴前に消毒して、せっけんで優しく優しく丁寧に洗って、お風呂上がりは保湿と薬塗りをして、本当に大変だったんです。

 

しかも、不衛生は肌に良くないから、毎日それを繰り返すんです。

それは大変で、もうハンドクリームどころじゃないですよ。

他の親御さんが本当に羨ましかったです。

親としての成長、人間としての成長

でも、子供が成長してから、その考えは変わってきたそうです。

インタビュー相手
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みんな、きっと他のことで苦労してるかもしれないって気づきがあったんです。

食が細いとか、言葉がおそいとか、みんな親は悩むものなんだなって。

 

自分の子供がアトピーだった頃は、そのことばかり考えてたけど、親はみんな何かしら悩んで、それでも一生懸命子育てしてるんだなって。

 

ほんと、羨ましくて嫉妬してたけど、みんな同じなんだなって気づけたのは私の人間としての成長かなって思います。

親としても人間としても成長されたBさん。

心が楽になって、ボディクリームを使えたら、もっとハッピーになった。
お子さんが成長してアトピーが改善し、ある日、Bさんは好きな香りのボディクリームを塗りたくって、ベッドに優雅にくつろいだとき、

インタビュー相手
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頑張ってきてよかったな。

と思ったそうです。

Bさんが、ハンドクリームを使わなかったというより、使えなかったのは事実です。
しかし、それもまた自分自身の成長につながっているというお話でした。

まとめ

名もなきライター
名もなきライター

心が軽くなるには、自分だけではないということを知ることも大切ですね。

そのためには、自分のため、自分を大切にするスキンケアも一つの手段です。心が豊かになりますから。

 

気持ちが豊かになって余裕が生まれて、周りを見る余裕が生まれてくれますよね。スキンケアにはその効果があります。

 

客観を持てたこと、自分にケアしてみたらより幸せになったこと。

2つの気づきがありました。

 

ボディクリームを塗って幸せ、そこには象徴的な意味があるのではないでしょうか。

子育てを乗り越えて遠くに来たこと、そして今は幸せで、がんばったなと。

他の人の気持ちもわかるようになったと。

とてもいいお話を聞けました。

アースケアからのアドバイス

アースケア
アースケア

初めての育児、初めての赤ちゃんケアで、大変な思いをされたBさん。 赤ちゃんの肌ケアでお悩みのお母さん方は多いのではないでしょうか。

一見すると何の問題もないように見える赤ちゃんのプルプルした肌は、実は、乾燥ぎみ。

皮脂分泌のない乳幼児はとくに肌の水分が失われがちで、おむつかぶれや肌荒れを起こしやすい状態です。

だから、赤ちゃんの肌ケアで大切なことは、大人と同じで、「洗う」と「保湿」、この2つです。

 

適切に保湿された肌は、アトピー性皮膚炎の発症率が3割減ることが研究報告されているぐらい、保湿は大事です。

赤ちゃんの肌ケアをしているお母さんから、「手荒れが治った!」というお声もあるんですよ。

「赤ちゃん用化粧品」も世の中にはありますが、何を持って赤ちゃん用とするか決まった定義はありません。

ですから、特別なアレルギーではない限り、大人も使える洗浄剤と保湿剤で問題ありません。

 

ただし、香料や美白剤など余計なものが配合されていない、シンプルなものをお選びください。

赤ちゃんの肌に適した洗浄剤と保湿剤を見つけるには、先に、お母さんご自身の肌で試してあげるといいですね。

ご自身の肌に刺激なく使えて、なおかつ肌が保湿されていれば、赤ちゃんの肌にも使いやすいです。

そして、赤ちゃんに塗る前には、パッチテストを行ってください。

パッチテストとは、化粧品の成分にアレルギーがないかどうか確認を行うテストのことです。

これを行っておくと、使っている中でかゆみや赤みが出ても化粧品が原因ではないことがあらかじめわかり、食べ物や洗剤など、ほかのものに目を向けることができます。

アレルギー反応を起こす成分は親子でも異なります。化粧品や薬などを使用する前にはパッチテストを行い、赤ちゃんの大切なお肌を守ってあげましょう。

 

【パッチテストの方法】

  1. 二の腕の内側に化粧品を塗り、約24時間後にテスト部位を確かめてください。
  2. 問題なければ、さらに塗布し24時間後に観察してください。 テスト部位に何の異常もなければ、安心してお使いいただけます。

テスト中、および2回目の観察時において ・発疹 ・発赤 ・かゆみ ・水泡 などの異常を感じたら、すぐにテストを中止し、洗い流してください。 異常があった場合は、皮膚科専門医の診療を受けてください。

女性は特に、ホルモンバランスなどもありますので、テスト後1週間ほどたった後に再度パッチテストをされるとさらに安心です。
赤ちゃんの場合は、太ももの裏など、手の届かない部位で行いましょう。

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免責事項

当コンテンツは、インタビューのとおりに記事化をしております。 「インタビュイーが思う効果のあったスキンケア」を中心に記事化しておりますので、運営者が推奨するスキンケアと相反する内容も含まれております。 人の数だけ肌質があるので、同じケアを行っても効果の有無も少しずつ異なります。 その”少しの差”のヒントとなるものがある可能性を探るため、一切の編集を加えておりません。 ご自身の責任において、情報をご活用ください。

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