今回のインタビューは、Oさん。
「スキンケアの話を聞きたいな」と思っていたら、「お風呂上がりにタオルで拭かないんです。」と教えてくれました。
誰もが驚き、風邪をひかないか心配するOさんのスキンケア術とは、どのようなものでしょうか?
○インタビューした相手 Oさん(29歳)
タオルで拭かないお風呂上がり
Oさんは、スキンケアの話を聞かせてほしいというと、お風呂上がりにタオルで体をふかないという話をはじめてくれました。
皆さん驚きます。
とのこと。
そうですよね。
でも、さすがにずぶ濡れのまま過ごすわけではなく、タオルで拭くのは髪の毛だけ。
そして体は水滴を手で払って、そのまま化粧水を全身につけてケアしているのだとか。
なぜそのような習慣を身に着けることになったのでしょうか?
実は、Oさんはとっても乾燥肌。
ケアをするのにも、化粧水を全身つかっていては、お財布が持たないからだと推測します。
化粧水と乾燥肌の体の関係
高校生のとき、雑誌『non-no』を読んでいたOさん。
そこで佐伯チズさんのスキンケア術が紹介されていました。
化粧水は、水道水を染み込ませたコットンに、化粧水を含ませてパックすると書いてあったのです。
理由は、化粧水をそんなにガバガバ使っていたらお金が持たないし、先に水をコットンに含ませたほうが、化粧水の広がりがよくなるからと書いてあったのです。
それって、体に使う化粧水も同じなのでは・・・?と思って、お風呂上がりは手で体の水分を払って、これで滴る水は案外なくなるので、それから化粧水を塗るようになったんです。
タオルは髪の毛をふくだけ。マリンスポーツが好きなので、日焼けも結構するOさん、
でも、肌年齢は現在29歳に対して20代前半をキープして好調だそうです。
乾燥肌でファンデーションが使えない
肌年齢が若い理由。
それは、Oさんが乾燥がひどくてファンデーションが使えないという事情もあります。
乾いた肌にファンデーションを塗ると、皮が白く浮いて、綺麗にみえないのです。
よって、顔に塗るのは少量のジェルタイプ日焼け止め。肌にかかる負担はファンデーションを使う人よりも少なめなのかなとOさんは自己分析します。
このOさん。季節の変わり目に、日に焼けると顔が真っ赤にただれるそうで、敏感肌でもあることがわかります。
さらに、世界を飛び回るのが好きなOさんは、アメリカで化粧水を買うことも。
彼の地ではオーガニック志向が強く、オーガニック製品でも意外とお手頃価格なのが嬉しいですね。
しかし、、、
季節によっても、自分にあう化粧品が変わるんです。
というお悩みも。
いまはメラノCCの化粧水を利用していますが、それでもいつも使っている化粧水がヒリヒリする日もあり、なかなか大変そうです。
オールインワンだと肌に合わないシーズンに困るので、オールインワンなどは使わず、いくつかの化粧品を使い分けて、肌ケアをされているOさんでした。
いろいろな国を旅してノマドするのが好きなOさん。
世界中の気候を経験し、きっとたくさんの肌トラブルを乗り越えてきたのではないでしょうか。
まとめ
お話を聞いて、もうちょっと保湿をしてもいいのかなと感じました。
今は、実質的に薄めてつかっているわけです。
そして、水分を体につけた状態であがると、余計に乾燥してしまいます。
だから、タオルでふかないのは、、、微妙なところです。
ただ、自然乾燥で蒸発は、決して悪くありません。
お風呂上がりの水分は体温を下げるのではなく、ただ体の水分が持っていかれます。
よって、ふかないのは、あまりおすすめできないのが正直なところ。
乾燥肌がより乾燥しちゃいます。
こうなったら、お風呂上がりはオイル美容で補うのはどうでしょう?
アースケアからのアドバイス
名もさんからのアドバイスにあるように、化粧水だけでは保湿としてはまだ未完成です。
乾燥肌ならば、水分の蒸発を防ぐために、保湿成分や油分でフタをするために、クリームやジェルなどなんらかの化粧品を使用されることをおすすめいたします。
「季節の変わり目に、日に焼けると顔が真っ赤にただれる敏感肌」でもあるOさん。
世界各国を飛び回っていらっしゃるなら、気候や湿度・紫外線の状況など、様々な変化を受けていらっしゃると想像いたします。
そんなOさんにぜひアドバイスさせていただきたいのは、「日焼け止め」に関してです。
「少量のジェルタイプ日焼け止め」を使用されているとのこと。 ジェルタイプの日焼け止めは、さらりと塗り拡げられて、「塗ってる感」がないので好まれています。
このタイプの弱点は、薄く塗り広げられるがために、使用する量が少なくなるところです。
使用量が少なくなると、表記されているSPFやPA値の効果が発揮できません。 「少量」とおっしゃる点からも、思っているよりも、日焼け止めの効果が得られていないように思います。
また、ジェルタイプには「紫外線吸収剤」がよく使われます。 この紫外線カット成分は、紫外線をカットする際、肌の上で熱変換を起こします。
この熱変換が、敏感な肌の人には刺激を与えることがあります。
これが、肌が赤くなるなど、「日焼け」と同じ症状のため、肌に合っていることに気づかずに使い続けてしまうケースをよく見ます。
「日に焼けると顔が真っ赤にただれる」のであれば、 日焼けをしてしまっていること 日焼け止めによる炎症が起こっていること このケースが当てはまるかもしれません。
使われる日焼け止めを、刺激が比較的少ない、酸化チタン・酸化亜鉛などの「紫外線散乱剤」を使ったものに変更して、肌状態をチェックされることをおすすめします。
そして、日焼け止めは、
- 適量を使用する
- 伸ばしすぎない
- 2~3時間ごとに塗り直す
の3点に気を付けていただくと、日焼け止め効果を正しく得ることができます。
紫外線からしっかりと肌を守り、世界巡りをさらに楽しいものにしていただければと思います。
環境省「紫外線 環境保健マニュアル」が、日焼け止めの塗り方の参考になりますよ。 ぜひチェックしてみてくださいね。