今回のインタビューは、スキンケア製品をオーガニック化粧品に変えた方のインタビューです。
オーガニック製品はとても人気です。
環境や地球に優しく、そして肌に優しくというイメージ。
ただ、お財布に優しいかというと…しかし、気分よくスキンケアできるのが一番です。
Sさんがどのようにしてオーガニック化粧品にたどり着いたのか、お聞きしました。
〇インタビューした相手:Sさん(50歳)
若い頃は肌が丈夫だったのに、50歳を超えたら・・・
年齢肌っていうんでしょうか。
とSさんは始めてくれました。
Sさんは現在50歳。
肌の調子はとても好調だそう。
そして、40代までは肌が丈夫で、まったくスキンケアの成分に興味を持っていませんでした。
若い頃から肌は丈夫なほうで、どのようなスキンケア製品でもトラブルなく使えていたそうです。
しかし、40歳になってから、少しずつ「敏感肌に傾く」とSさんは表現していました。
今まで使えていたローションや美容液が、すべて肌に合わず、顔中に小さなポツポツができてしまったのです。
とくに40代後半から50代にかけて、肌質が変わるといいますか更年期で体の中がかわり、表面にでてくる肌の感じが異なってくるのはなんとなく理解できます。
スキンケアをオーガニックにしてみたら
そこで、Sさんはもともと使っていた花王ソフィーナのシリーズを、オラクルのミストタイプ化粧水・美容液・デイクリームに全部変えてみました。
すると、1ヶ月ぐらいしたら、プツプツも目立たなくなり、肌が劇的に改善したんです。
本当に20代のときと同じように、肌がすべすべに戻りました。
なるほど、なぜオーガニックに?
ネットの情報です!
オーガニックの自然派化粧水の素晴らしさを知ったんです。
原材料がすべてナチュラルなので。肌に刺激を与えないということで、使ってみました。
もともとオーガニックという言葉をやたら雑誌や美容ブログなどで目にする機会が増えたので、いったいどんなもの?と興味を持ちました。
野菜でもオーガニックが流行していることもあり、体に優しい、ということは化粧品でも共通なのだろうと考えたのです。
なるほど!刺激が少ないのがあっていたのかもしれませんね。
オーガニック化粧品だと、毎日使いできるのが嬉しいんです。威力は本物で、トラブル肌になるまで出会えなかったのが悔やまれるぐらいです。前から使っていればもっともっと、肌質がよかったもしれないのに。
これから、年齢を重ねるにつれて、肌が老化していくと思うんですよ。でも、そのスピードをこのスキンケア製品がペースダウンしてくれるはずだって信じています。肌が喜んでいるのを感じます。
まとめ
私は個人的に、妊婦さんが主に飲む葉酸サプリは合成の方が吸収率が高いので、厚生労働省も合成葉酸を薦めていることを知ってから、過剰なオーガニック信仰はなくなっています。
今回は、とくにオーガニックがすごいのではなく、ちょっと刺激少なめの化粧水だったのではないでしょうか。
ただ、前に使っていた花王のソフィーナのシリーズが、40代で急に合わなくなったのは興味深い話です。
肌質が変わったのはありますが、Sさんの場合はオラクルの製品がぴたりとハマったのですね!
そして、オーガニック製品については思うところがあります。
実は、オーガニック製品ときくと、私達は自然の植物をぎゅっと絞ってエキスを抽出し、それをそのままボトルにつめているようなイメージ(あくまでイメージ)を持っています。
みなさんは、そんなふうなイメージをもっていませんか?
私は正直、そんなふんわりとした印象でした。
でも、よく考えたらエキスをしぼった製品があるわけではないですよね。
そして、天然の絞り汁をボトルに詰めていたら、不衛生な面もいなめません。
実際には合成処理されたりしているため、普通の化粧品と作り方や効果は変わりません。
だから、オーガニックコスメだから刺激が少ない、というわけではないし、そのような事実はない。
つまり、今回、刺激が少ないとお感じになったのは、その商品固有のもの、つまり製品との相性がよかったのだと思います。
ここで大切なのは、自分にとって何が刺激がないのかを確認すること。
そうすれば、肌質が変わってきた今後の化粧品選びに役立つのではないでしょうか。
そんなふうに感じます。
アースケアからのアドバイス
お肌状態がよく50代を迎えられたとのお話、
40~50代はホルモンバランスが大きく変化する時期ですから、肌状態が整えられたのは嬉しいことですね。
おめでとうございます♪
まだこれから60代に向けても、ホルモンバランスの変化は続く年代です。
このまま良い調子で維持できるよう、祈っております!
化粧品の話をすると、「オーガニック化粧品」には気を付けていただきたいことが2つあります。
ひとつめは、その中身です。
「オーガニック化粧品」というものには、決まった定義はありません。
ですから、「Aのオーガニック化粧品が良かったから、Bというオーガニック化粧品もいいかも」というようにはいきません。
「成分の1%がオーガニック化粧品」もあれば、「50%がオーガニック化粧品」もあり、ほかにも「全体の20%の植物成分のうち、70%がオーガニック成分」なんてややこしい商品もあります。
各商品によって中身が異なりますので、期待する効果が得られない可能性があります。
- そのオーガニック化粧品の何がオーガニックなのか
- オーガニックであることで、普通の化粧品と違ってどんな効果が得られるのか
- 自分が期待するオーガニックと合致するか
など、事前に確認しておくと安心です。
ふたつめは、「パッチテストを必ず行う」です。
新しいオーガニック化粧品を使う前には、事前にパッチテストをして、アレルギーを確認してから使い始めてくださいね。
普通の合成成分と違い、植物系の成分には数%ながらも不純物が混じります。
不純物はアレルギーを引き起こしやすいので、ゆらぎやすい年代肌には注意が必要です。
肌と相性のよい化粧品を安心して使い続けるために、面倒であってもぜひパッチテストを行いましょう。