いま、「巣ごもり消費」がキーワードです。
外出自粛が要請されて、あまり表に出ることもなくなりました。
では、スキンケア事情はどう変わったのでしょうか?
おひとりの方、30代のJさんにインタビューすることしました。
さて、Jさんの“巣ごもりスキンケア“はどのようなものでしょうか?
〇インタビューした相手 Jさん(31歳)
テレワークによってスキンケアはどう変わった?
家にいることが増えた昨今。
会社員のJさんも、テレワークで家にいることが増えたそうです。
テレワークは、極端な話をするとWeb会議があっても上半身+メイク+髪型だけで済みますから、身支度の手間が1/3ぐらいになりますね。
でも、スキンケアは……やっぱりおろそかにしないでほしいのです。
なぜなら、外出が自由にできるようになったとき、大きな差がついていると思うから。
そんなに先の未来ではないとは思いますが、それでも日々の積み重ねでお肌の調子は変わってきます。
では、Jさんの巣ごもりスキンケアは……?
家にいることが増えたんで、退屈で……
スキンケアも結構しちゃいます。
普段はあまりしないようなことも、外出自粛を機に、してみようと思って。
そこで私が試みているものが、シートパックです。
シートのマスクを使って、肌パックするんです。
もともと、シートパックはあまりしなかったのですか?
時間がかかるので……
肌がぷるぷるとしっとりするのは魅力的なんですが、普段は急がしくてしていませんでした。
でも、自宅の滞在時間が伸びたので、これは肌を手入れするチャンスだ~と思ったんです。
毎日シートマスクしていますよ。
毎日!
これまでは、洗顔、化粧水、美容液、クリームの順でケアしていました。
朝はささっと。
時間がないので。
でも、いまは洗顔後にシートマスクを10分ぐらい張り付けています。
パッケージには5~10分そのままにと書いてあるので、時間めいっぱい。
肌の調子は……?
ぷるんぷるんです。
はがしたあとはとくにぷるるんです。
なんと、そのあと、夜の入浴後にもシートマスクをしているJさん。
これまでは、急いで化粧水をつけていたものが、いまは、お風呂あがりにシートマスクをはりつけて、さらにはがしてから化粧水、クリームでケア。
ふたをして閉じ込めて、しっとりプルプルになりました。
翌朝までプルプル感が持続していて、最高です。
訪れる変化
しかし、1か月後、時間の経過とともに、肌に変化が……
ちょっと荒れぎみ、乾燥しがちになってきたんです。
とのこと。
こんなにプルプルが毎日続いていたのに、やりすぎてしまったようです。
シートマスクの美容成分が過剰になったのかもしれません。
あとは、巣ごもりの先が見えないことでのストレスもありますね。
そうかも。
いずれにせよ、週に1~2回にしました。
気づいたんですけど、毎日ガンガンやるよりも、たまーに行うスペシャルケアのほうが、肌が喜んでくれる気がするんです。
とのことでした。
ほどほどが、一番ですね。
まとめ
まずは、1か月で気が付いてよかったです。
成分があわなかった可能性もあります。
ストレスではなく、肌への刺激が強すぎて、乾燥したと。
かりに使用感がプルプルしていても、そこで判断するのはちょっと待って!なのです。
アースケアからのアドバイス
Jさんの症状を拝見するかぎり、使用頻度が多かったことで、肌荒れ症状が起こっているのではないかと思われます。
いわゆる「接触性皮膚炎」ですね。
炎症を起こす原因は、大きくは以下の2つがあります。
- アレルギー反応(アレルギー性接触皮膚炎)
- 刺激(刺激性接触皮膚炎)
一つ目のアレルギー反応は、
肌に触れた「物質」に対して免疫反応を起こすことで発症します。
これは、「パッチテスト」を事前にすることで、わかります。
化粧品はパッチテストをしても、「シートパックではしない」という方がとても多くおられます。
もし、Jさんもパッチテストをされていないなら、ぜひ行ってみてください。
今後も新しい商品を使用する前には、パッチテストをして、肌に合う成分かどうか事前の確認してみてくださいね。
二つ目の刺激、
これは肌に触れた「物質」に対して、刺激を受けることで発症します。
数分で肌に変化をもたらす場合もあれば、長時間ふれることで起こることもあります。
シートパックに限らず、実はどんな化粧品でも「2~3日に1度なら大丈夫なのに、毎日使うと肌が荒れる・赤くなる」という方はおられます。
非常に刺激の少ない・使い慣れているものでも、頻繁に使用したり長時間使用したりすると、人によっては皮膚が刺激されることがあります。
ですから、今回のように、毎日1ヶ月続けたことにより、肌荒れが起こるわけです。
こうした症状は前振れなく、突然出るものです。
また、いつも出るわけではありません。
人の体は複雑なので、肌や心身の状態によって、普段は出ないものが出ることもあります。
自分では気づかぬ間に、体内で変化が起こっているのです。
肌荒れ症状のあるときには、ぜひ気持ちがリラックスできることを取り入れて、無理のないようなさってくださいね。