今回のインタビューは、肌環境がガラッと変わったお話です。
※できる限り、インタビューでお伺いしたお話をそのままでお届けしていますが、編集部で一部改編しています。また、今回は医療に関する情報が出てきますがあくまで体験談です。編集部でも最善を尽くしておりますが、正しい情報は実際の医師にご相談下さい。
○インタビュー相手 Hさん(33歳)
事故で肌がボロボロに…
Hさんは、
10年ほど肌トラブルが一切なく、肌荒れもしてなかったんです。自慢の美肌でした。
と語ります。
しかし、内臓機能の低下が原因で肌荒れしてしまいました。
とても激しく肌が荒れました。
それは事故に遭遇したからです。
アパレルの製造現場で働いていたHさんは、有機溶剤の事故に遭遇してしまいました。
わかりやすく表現すると、シンナー中毒みたいな形だといいます。
その結果、体調を崩してしまいました。
そして内臓も機能が低下して、それが肌に出て、寝たきりにもなっちゃって大きく体調を崩してしまったそうです。
目に見えない中毒で、大変な事故にあってしまい、寝たきりに。。。
漢方という手も
肌荒れは、結論からいうと「漢方薬」で大きく改善しました。
といいます。
その事故以来、大きく体質が変わってしまったというHさん。
肌が乾燥して謎の発疹も出て、大変なことになってしまいました。
病院であれこれ薬を飲んだり、漢方を処方されたりしてました。
そして、その漢方がHさんにはあたりでした。
顆粒の市販漢方は切れ味がイマイチなんですけど、その後で漢方薬局にいって、漢方専門医と漢方専門薬剤師に生薬を処方してもらったんです。
だいぶよくなりました。
と語ってくれました。
体質を整えたあとはオイルで!
そしてボロボロだった肌が、漢方でだいぶ改善したというHさん。
しかし、肌荒れは治っても、つるつる肌や保湿は化粧品を使う必要がありますよね。
そこでHさんが試して肌に最適だったのが、オイル美容です。
化粧水→乳液→美容液という順番を、入浴中にオイルを塗ることで、乾燥がなくなったといいます。
どのオイルを使ったかというと、植物性のホホバオイル、ナッツ系、いろいろオーガニックなものが出ていますのでそれだそうです。
乾燥する季節には、動物性油脂も結構使います。
化粧水をその後で使って、
少量で潤いキープできることがわかって…。
順番を変えてみたんです。
スキンケアってほんといろいろなやり方がありますよね。
といいます。
たとえば、よくやりがちなのが、保湿だと思ってパッティングを激しくする場合があります。
300円とかの激安化粧水を買ってきて、パッティングでパンパン叩き込んで保湿する方法。
ほかにも、拭き取り系の化粧水はパッティングしませんよね。
クリニークとかは、化粧品のカウンターでやり方を教わるとき「パッティングせずに拭き取るようにしてください」っていわれます。
Hさんの場合は、ヨーロッパ在住のお友達から習って、先にオイル。それから化粧水。それでキープしていると話してくれました。
ヨーロッパと日本の気候の違いは?
ヨーロッパと日本では気候が違い、スキンケアに対する考え方も違います。
ヨーロッパのような乾燥した土地だと、オイルが先になるのかもしれません。
Hさんの場合は、有機溶剤の体調不良で肌がカサカサになっちゃってたから、「先にオイルして正解だった」といいます。
オイルはほんの少量でよく、ごく少量にしないと、つけすぎたりふきとりが甘かったりすると、酸化するからニキビになるそうです。
だから少量だとHさんはいいます。
数滴、お風呂場から出るたびにオイルを塗ることにしているHさん。
彼女の場合は、つけすぎたり、重いと感じたらホットタオルでふきとりしているそう。
手についたオイルをひじ・ひざ・かかとに塗ると、全身ケアにもなるとのこと。
日本の気候、夏と冬でオイルを変えて
日本も乾燥する季節があります。
それが冬。夏はわりと蒸していますよね。
そして汗をかきます。
夏はココナッツ系、アーモンドオイル、アルガンオイル
冬はアルガンオイル、グレープシード
ココナッツオイルって人気ですけど、冬場はにおいがきついので私は敬遠しています。
夏場はオイルを変えて、冬はオイル→化粧水。
上記は、インティバリといって、バリ島で日本人の方が作っているブランドです。
娘さんのアトピーきっかけで、石鹸を作り始めたお手頃×高品質のコスパのいい製品だと教えてくれました。
まとめ:内臓機能の低下で肌が荒れる理由
肌爪髪といった末端の部分は、生命とは大きく関係はしていませんよね。
だから今回のHさんのように、内臓機能が低下したり体調を崩したりすると、体の栄養素がすべて心臓や内蔵にまわり、肌爪髪といった末端部分に栄養がいかなくなります。
それが肌荒れや爪荒れ、白髪や薄毛を引き起こします。
よって、Hさんのお話にある通り、体質を改善していくのが一番の近道です。
治療をしたあとは漢方で体の中を整えて、その後で体が回復してから、スキンケアですね。
この順番を間違えると、いつまでも肌が荒れ続けますし、お金もかかりますし、何より体調不良が治りません。
まず肌荒れがひどい場合は、病院をしっかり選びましょう。
その後で、体が回復してから、スキンケアの順番ですね。
肌状態や体質によっては、今回のようにオイルを使ったスキンケアもひとつの方法です。
ただし、オイルだけというのは少し不安です。
オイルは潤った気分になるという特徴があります。
効果がでているように見えてしまうのです。
潤った気になるだけで、実際は潤いが止まっていることがほとんど。
お風呂上がりには、水分が入っているのでオイルだけでも大丈夫なのです。
しかし、肌が乾燥しているのに潤った気になるので、もうちょっと保湿をしたいですね!
さらに、順番はそれほど問題ではないのです。
なぜなら、肌の上で化粧水とオイルが混ざるので。
お風呂上がりに使うのもいいですね!
さらに、皮脂の代わりになってくれるので、守りの機能も。
アースケアからのアドバイス
純粋なオイルは、肌なじみがとてもよいです。
料理に使うオリーブオイルも、手に付いたらなかなか落ちませんよね。
このように、オイルは自然と肌に浸透してくれるので、乾燥した肌にはとても効果的です。
気を付けておきたいのは、オイルのグレードです。
料理に使うものはもちろん、雑貨グレードのオイルは、多くの不純物を内包しています。
それがいわゆる栄養素なので、食べる場合は美味しさにつながりますが、化粧品においては「不純物」です。
肌トラブルを起こす、化粧品の中にあってはいけないものです。
ですから、化粧品を作る製造工場として認められているところで、化粧品として適切に製造されたオイルを使うようにしてくださいね。